こんにちは、Make WakのWak (@wak198)です。
今回はモバイルルーターとして有名な、富士ソフト FS030Wの壁掛けホルダーを3Dプリンターで作ったので、その紹介です。
FS030Wには専用のクレードルCRDFS030Wも存在していますが、4,000円となかなか高額です。それにスタンドタイプなので、机の上を専有してしまうのが気になっていました。
せっかくコンパクトで性能の良いモバイルルーターですので、もっとシンプルに配置したいなと思っていました。
そこで、「壁掛け」「シンプル」「簡単に収納できる」ことにこだわったホルダーをWak持ち前の3Dプリンター技術で自作してみましたので、今回はその紹介をさせていただきます。
この辺のサイトでも取り扱っていますので、もし興味がある人は見ていてくれると嬉しいです!
それでは、詳しく見ていきましょう!
結論:純正クレードルより便利!?
結論から言うと、思っていた通りのものを作ることができました!我ながら、なかなかいい感じです。
これが出来上がったものです。
このように、ただただFS030Wを壁にかけて収納するためのホルダーです。
ただし、こだわりポイントはいくつかあって、後で詳しく紹介していきます。
一例として、例えば純正のクレードルだと、机などの上において使うので、どうしてもスペースをとってしまいます。しかしこのホルダーを使えば、壁にかけておけるのでスペースをとらず、机の上がごちゃごちゃしません。
電波のいい、見晴らしのいいところに置いておけば回線も快適に保てるし、持ち運ぶ時にもすっと手に持つことができます。
余談ですが、Wak家の住んでいるエリアは最近楽天回線の範囲内に入りました。
楽天アンリミットが無制限で使えるようになって感動しています。「高速」「安価」「無制限」のネット環境がここまで快適だったとは…
ahamoの導入も考えていましたが、「FS030W」と「楽天アンリミット」のみで十分戦えそうです。そうすれば…
ほら、こんなにコンパクト!一昔前のゲジゲジアンテナの据え置きルーターからは考えられないスッキリさです。これで電波も2階の隅々まで届くんだからすごい時代です。
ホルダーも作ってよかった!
詳細:設計のこだわりポイント
この壁掛けホルダー、シンプルかつ機能性を両立するために実は色々こだわって作ったんです。
ポイント1:とにかくシンプルに
モバイルルーター自身がシンプルでいい感じのデザインなので、それを邪魔したくありません。ホルダーもできるだけコンパクトになるよう気を配りました。
色もシンプルに白で。これなら壁に設置しても存在感がありません。また留め具なども出来るだけ見えないように工夫しました。
このように正面から見ると真っ白です。
ただ、真四角で無骨なデザインでもいけません。必要なところは角を丸めたりして、柔らかい雰囲気になるように3D CADを使って設計を詰めていきました。
ポイント2:ルーターの機能を邪魔しない
壁に掛けておくのはいいですが、それによってモバイルルーター自体が使いにくくなってもいけません。
まずはモバイルルーターの入れ方ですが、これはただ上からストンと入れるだけでOKです。充電ケーブルが刺さっていても大丈夫です。
充電口はホルダーに入れた状態でも、きちんと抜き差しできるように設計してあります。
それから、正面から液晶パネルも見えるし、メインボタンも押せます。これでルーターの状況も確認できるし、再起動も簡単です。充電ランプも確認できます。
側面にあるWPSボタンも押せるようにしておきました。これでホルダーに入れっぱなしでもほぼ全ての動作が可能です。
ポイント3:ホルダーのつけ外しも簡単に
ホルダー自体を設置するのが大変でもいけません。特に賃貸でネジを使えない状況も想定しておく必要があります。今回のホルダーは画鋲でつけられるようにしておきました。
上部の二箇所だけでほとんど固定できますが、強度が不安な人のために真ん中の三ヶ所目も設けておきました。今のところ、これで外れてくるようなことはありません。
これなら誰でもわかりやすくて、賃貸でも簡単に使うことができると思います。
取り外しや移動も簡単に出来ます。「モバイル」ルーターなので、機動性を失いたくないですしね!
また、取り付け位置にもこだわったので、ルーターを入れてしまえば外から画鋲は見えなくなります。こんなかんじ。
これも上で述べたようなデザインのこだわりの中の一つです。外から見た時に、白だけになるようにして、壁紙と一体化し圧迫感がないようにしています。
確かに3DプリンターによるDIY感はあります
ただし、正直なところまだハンドメイド感は残ってます。
よく目立つのはこの積層痕とこの画鋲用の凹みの模様ですかね。ホルダーを裏から見ると、こんな感じで模様が浮き出てしまっています。
画鋲用の凹みに関しては、これは設置してしまえばわからない部分なので目をつむっています。
積層痕は3Dプリンターの原理上、どうしても抑えることができないので、まだまだ理解してもらいながら購入してもらっていると言うのが事実ですね。
今後ももっとキレイにモノづくりができるよう精進していきたいですし、今後の3Dプリンターの性能アップに期待です!
ちなみにこれは第一世代の試作品です。
こんな感じで、実際に試作を繰り返して、不満点を一個ずつ潰しこんでいます。
地味ですが、製品のクリティをあげるにはこれが一番!
おわりに
今回はモバイルルーターFS030W用の壁掛けホルダーを、3Dプリンターで製作してみました。
3Dプリンターのいいところは、自分のこだわりを現実のものとして具現化できるところがいいですね。
今回もホルダー一つ作るのに、かなり色々なこだわりを詰め込んでみました。
ただし、それを実現するために日々さまざまな検証や試作を繰り返しています。
もしこのホルダーに興味がある方がいらっしゃったら、この辺のサイトでも取り扱っていますので、見ていってください!
また、3Dプリンターやデジタルモノづくりに興味がある方はこのブログでさまざまな情報を発信していますので、ぜひ今後も参考にしていってください。
それでは良いモデリングライフを! Wak
コメント