Ultimaker Curaが4.7にアップデート その内容を読み解く

デジタルモノづくり
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こんにちは、Make WakのWak (@wak198)です。

無料で使える強力なスライサーソフト、Ultimaker Curaが4.7へアップデートされました。

今回はこのアップデート内容について、自分の防備メモも兼ねて見ていきたいと思います。

Ultimaker Cura 4.7の注目アップデート

アップデート内容を、個人的に便利だなと思う順番で説明していきます。

①回転ウィジェット

回転コマンドのハンドルに矢印が追加されました。

今まではこのハンドルをぐる~っと回転させないと90°回転させられませんでしたが、今回のアップデートでワンクリックで90°回転できるようになりました。

こんな感じ 。

地味ですがかなり便利な機能だと思います。
有志による改造みたいです。オープンソースのソフトウェアっていうとこすごいですよね。

②検索機能の改善

CURAには100項目とかの膨大な設定項目があります。多分全部覚えている人いないんじゃないかな?

なので検索をよく使います。
が、あいまい検索に対応していなかったので、 結局項目の名前を暗記していないと検索も出来ませんでした。

それがある程度のあいまい検索に対応するようになりました。

例えば Elephant Foot( 象の足:1層目が大きく広がって不格好になる現象)で検索をかけてみると、一層目の寸法を縮小するための設定項目が現れます。

エレファントフットを直すためにはここを調整しろ、ということです。

どれぐらいのあいまいさで検索できるか、まだこれから使ってみないと分からない部分もありますが、便利な機能です。

③ツリーサポートの正式化

ツリーサポートが実験カテゴリのメニューから、サポートメニューに正式に移動しました。
いくつかのバグフィックスも行われているようです。

ツリーサポートを使うと、モデルの外から回り込んでサポートをつけることができるので、モデルへの影響を少なくでき、取り外しもしやすくなるため便利です。

これから色々と実験をしてみて、使いこなせるようになりたいと思っている機能のうちのひとつです。

④複数のモデルでも動作が軽く

以前のバージョンでは、ビルドプレート上にたくさんモデルを置くとレスポンスが遅くなることがありました。コードの最適化によって高速化を図っているようです。

確かにモデルをたくさん置いてもカクついたりもたついたりすることがかなり減った気がします。これはありがたい。

⑤モデルのエラー検出。

エラーを含むモデルをアップロードすると、Curaがポップアップ警告を表示してくれるみたいです。印刷途中でエラーを発見する時間とイライラから解放されそうです。

その他

他にも様々なバグフィックスや、 機能の追加がされているようです。また詳しく分かったら記事にしてみたいと思います。

まとめ

今回のアップデートでかゆいところに手が届くようになった感じですね。
CURAはこんな感じでどんどんアップデートされていくので使っていて楽しいです。

これが無料なんてすごいですね。

皆さんも是非スライサーソフトCURAを使いこなして快適な3 D プリンターライフを楽しんでみてください。

公式サイトとダウンロードはこちら
https://ultimaker.com/ja/software/ultimaker-cura

CURA、ずっと使っていますが、おすすめですよ。

なお、おすすめのモデリングソフトは、基本無料で使えるFusion 360、
おすすめの3Dプリンターは、安価&堅実なAnycubic i3 Mega Sです。

ちなみに、Fusion 360をもっと学びたい人には、コチラの書籍がおすすめです。
Fusion 360に関する書籍はほとんど購入していますが、これが1番網羅的かつ分かりやすいと思います。初心者の方にもおすすめです。

それでは良いモデリングライフを!

Wak

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