3Dプリンターでスマホスタンドを作ってみたら、なかなか快適だった件

デジタルモノづくり
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こんにちは、Make WakのWak (@wak198)です。

 

今回はスマホのスタンドを作りました。

このようにAndroidスマホ(中古)を立てておくのに使います。

 

100均で買えば安いって?いや、いくつかこだわりがあるんです。

 

そもそも、これは音声入力用のスマホスタンドとして開発しています。

勝間和代さんなんかがよく説明していますが、スマホの音声入力を活用すると執筆速度が劇的に向上します。

 

Wakはブログ執筆はもちろん、仕事のドキュメント作成にも音声入力を活用しています。

 

このため、スマホは常にすぐ動くようにしておきたいのです。

つまり、今回のスマホスタンドに求められる機能は以下のとおりです。

 

<Wakがスマホスタンドに求める機能>

  • 充電ケーブルを挿したままでもおける(持っているtype-Cケーブルと干渉しない)
  • 音声入力ボタンがマウス操作しながらでも押せる

これらが最低条件として、どの辺にこだわって作ったかを以降で詳しく見ていきましょう。

 

こだわり①

「スタンドにスマホを置いたままでも音声認識ボタンをスっと押せる」

これが一番こだわったところですかね。

最近Simejiを使った音声入力にハマっていますので、わざわざ中古のandroidを買ってきました。これでリモートマウスというソフトを使ってパソコンに入力した文字を飛ばします。

 

ただ、音声入力のマイクボタンを押すのがけっこう難しいんですよね。

 

パソコン操作しているときは、キーボードに手がありますので、スマホまでいちいち手を伸ばすのは苦痛です。

ので、スタンドに置いた時にパッとを押せるするようにしたいなと思いました。

出来上がったものがこんな感じで、マウスを持っている人差し指を伸ばせば、このようにマイクボタンを触ることができます。

 

いい感じですね。

 

こだわり②

こだわりポイントの2つ目は、充電ケーブルと干渉しないようにした(常時充電にした)ことです。

これもそれなりにこだわったポイントで、音声入力をいつでもパっとできるようにするためには、スマホが常に充電されている必要があります。

充電が切れていて「あれ、できないよ」なんてことがないようにしないと。

ケーブルを挿した時に干渉しないようしつつ、プリントしたものの強度は維持する。この二つを両立するのがなかなか難しかったです。

 

3Dプリンターではどうしても薄い部分が壊れやすくなります。壊れないように、最低限の厚みを確保しつつ設計を進めました。

出来上がったものがこちら。

画面が割れているのは無視してください笑

 

いちばん薄い所でもなんとか厚み2~3mmを確保することで、3Dプリンターの弱点である積層方向の力に対しても十分な強度を確保しました。

 

こだわり③

肉抜き&デザイン性の向上

これが3つ目のこだわりですかね。

と言っても、そこまでめちゃくちゃ頑張ったわけではないですが。

できるだけ肉抜きをしておいて、安定感の強化とプリント時間の削減を両立しました。

また、ただの塊で設計してしまえば簡単なのですが、ちょっとでもオシャレな感じに、かつ肉抜きをしてデザイン性も高めながら、材料と時間の削減もできる、そんな設計を目指しました。

 

試作品たち

今回は第3世代まで作っています。どうやって試行錯誤していたのか、簡単に見ていきましょう。

 

第1世代

いきなりそれなりの品質で作ることは出来た(80点)。日々の積み重ねが活きた。が、大きすぎた

 

このままでも使えないことはないが、スマホの指紋認証に手が届かないので、いちいちスマホを持ち上げないといけないのが面倒くさかった。

 

それからスマホ保持部が薄すぎて強度が足りていなかった。手で力を加えると、ミシミシという嫌な音がする。

 

第2,3世代

第2世代では、第1世代から角度の微修正だけを行ないました。しかしそれからプリントが途中で失敗してしまったので途中で中断。

ただ、その角度の微調整もいらなさそうだということがわかったので、第3世代を早速プリント。

第三世代では、USBケーブルも刺さるし、スマホを持ち上げなくても、指紋認証部分に手が届きます。いい感じに作ることができました。

 

使用感

実際に使ってみている時の写真がこんな感じです。

充電しながらマウスの指を伸ばすだけでマイクボタンに手を伸ばすことができるようになりました。

計画通り。いい感じです。

 

終わりに

今回はスマホスタンドを作ってみました。

正直、なんてことはないただのスタンドなんですが、自分のこだわりを持って作れると、毎日の利用にしっくりくるものが作ることができます。

ちなみに現在は、0.8mmノズルチャレンジをしていますので、プリントの時間が非常に短く済むのも良かったです。このスタンドを作るのに一個1時間ちょっとしかかかりません。お陰で1日で第3世代まで試すことができました。

皆さんも、もしこんな大物を作ることがあれば、太いノズルを使ってみるのも面白いと思います (条件出しはまた新たにしなければいけないのですが…)

 

それでは良いモデリングライフを! Wak

 

参考:今回の環境

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◆使っている0.8mmノズルの情報

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