こんにちは、Make WakのWak (@wak198)です。
今回は「頭(メンタル、ブレイン)の目標は体(フィジカル)の目標にくらべて無理をしやすい」とお話と、「習慣が続かない理由とその対策」について紹介していきたいと思います。
それではいってみましょう。
習慣が続かない
「良い習慣を続けたいけど、たいてい3日でつらくなってやめちゃう」
あなたはこんな経験ありませんか?
例えば
「毎日5時間勉強して、一気に成績を上げるぞ!」とか
「毎日30個アイデアをつくるぞ!」とか目標を立てたけど、続かなくて終わってしまうような。
もしかしてそれ「目標が高すぎる」のかもしれません。
それから「脳は気合と根性で明日にでも変えられる」と思っていませんか?
それ、間違いです。
急に高い目標で習慣を始めることは「脳みそ」にも「体(フィジカル)」にも、どちらにも強い負荷がかかります。
体(フィジカル)の方の負荷は誰でもイメージしやすいですよね?
例えば明日から
「毎日20km走って、一気に体力をつけるぞ!」という目標はどうでしょう?
誰でも「そりゃ無理だ」と思うでしょう。体の限界がくるよ、と。
ところがこれが頭の負荷となると、根性でいくらでも頑張れる!明日にでもできる!と思ってしまうことがあるのです。
今まで勉強なんてしてこなかったのに、急に毎日2時間勉強するとかですね。
脳の負荷は、いっときのやる気でなんかできるような気がします。明日の自分はスーパーマンだと考えています。スッキリ寝て、やる気に満ちあふれていると信じています。
でも現実はそんなことありません。
たいてい、明日の自分は今日の自分と変わりません。
だからこのような目標は失敗に終わります。今日の自分にとっては負荷が高すぎるんですね。
マラソンの例に戻ってみましょう。
毎日20km走れないのは、今のあなたにその力が備わっていないからです。筋力もなければ体力も足りていない。
それを直感で知っているから「この目標は無理だ」と分かるわけですね。
頭の負荷でも同じです。毎日2時間勉強する力は今のあなたに備わっていません。集中力もなければ必要な予備知識もも足りていません。
脳の能力を高めるということは、新しい脳神経のネットワークが出来上がるということです。
数学の問題をとく回路ができる。毎日机に向かう動作の回路ができる。机に向かって教科書を読み込む回路ができる。
そういうものが積み重なってようやく勉強ができる状態になります。
神経細胞も体の一部ですから、結局はフィジカルの問題なんですよね。
筋力や体力が身につくのに時間がかかるように、頭の神経細胞が速く・強くなるのにも時間がかかります。
いきなり20km走っても3日で限界がくるのと同じように、いきなり高い負荷を脳にかけても長続きしません。また、必要な筋力が身につくこともありません。
定着には時間がかかるのです。
解決策:小さくはじめて、続けましょう
そこでオススメの方法が「小さくはじめて、毎日続ける」ということです。
とにかく目標は小さくしましょう。
勉強の例であれば「毎日2時間」ではなく「毎日1分」にしましょう。「毎日1秒」でもいいですし、「毎日テキストを開く」でもいいくらいです。
これなら始められるし、続きます。
何かを手に入れたいなら、続けることが大事です。
続けていれば、脳の専用の回路が日々つくられて、ラクに・速くできるようになっていきます。
脳細胞の神経のつながりが新しく作られて、壊されて、強化されて、整理され、最適化されていきます。
筋肉が、筋トレにより壊されては回復して強くなるのに似ています。
注意点としては「毎日続けること」です。例外はありません。
1秒勉強するだけでいいですが「毎日」続けてください。
雨の日も、風の日も、元旦でも、部活の後でも、寝不足の日でも、フラれた日でも、ハワイ旅行の日でも、です。例外はありません。かならず毎日続けてください。
なんだかつらそう?そんなことはありません。
逆にだんだん続けるのが楽しくなってきますよ。やめるのがもったいなくなってきます。そして100日も経つころには、明らかに変化が現れはじめるでしょう。「あれ?できるようになってる…」と思うはずです。
「小さく続ける」のが一番ラクに力を手に入れる方法です。
ちなみに、もし1秒勉強をはじめてみて「今日はもっと行けそうだ」と思ったら、良いでしょう、気が済むまで続けてください。
そして、また次の日は「1秒」を目標に設定し直してください。
目標を勝手に上げてしまわないように気をつけてください。明日の自分はスーパーマンだと思って、欲を出しはじめるのが人間の性です。でもこのストレッチは、あなた自身の首を締めます。
目標は小さなままにしておいてください。勉強は毎日1秒でいいです。でも「必ず毎日続けて」ください。
今までは「なれたらいいなぁ」で終わっていた夢が、現実のものとしてあなたの手にやってきます。
今までは「でも自分には継続力がないからなぁ」で失っていた自信が、成功体験で上書きされていきます。
継続が大事です。
継続するために、目標は限りなく小さくしてください。
おわりに
今回は習慣が続かない、というお話と、頭の習慣は無理をしやすい、というお話をしました。
頭の習慣は、体の習慣に比べて根性でなんとかできる気がします。
その結果、今の自分にはとても無理な目標を立ててしまいがちです。
無理をすると息切れして、続かなくなってしまうのがオチです。
頭もけっきょく体と同じ細胞のネットワークで構成されていますから、今日・明日から急に高い目標をこなすことはできません。
新しい力を身に着けたいときは「目標を小さくする」ことがコツです。それが頭の話でも、体の話でも。
新しい力を身につけるには、毎日繰り返し実行することが大切です。
目標を限りなく小さくすることで、とっかかりの負荷を限りなく小さくすることで、ラクに習慣を身につけることができるようになります。
少年マンガでは「1週間死ぬほど修行したら急に最強になった」みたいな展開が多々ありますが、あれはウソです。
修行のシーンはつまらなくて退屈だから、飛ばしているだけです。
実際の努力は1年とか2年とかかかるものです。
もし1年とか2年、本当に死ぬほど修行したら?
負荷が強すぎて死んでしまいます。
僕たちは死にたくはないし、でも新しい力を手に入れたいです。
それを実現する最も効率のいい方法は「目標を限りなく小さくして、毎日続ける」ことです。マンガには100%ならない地味さですが、でも僕らの現実の世界ではそれが有効です。
この「小さな習慣」についてはこの本に詳しく載っています。
あなたが今まで自分で立てた目標を達成できず、自信をなくしているなら、ぜったい助けになる本です。ぜひ一度読んでみて、習慣の力を手に入れてみてください
それでは良いモデリングライフを!
Wak
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