こんにちは、Make WakのWak(@wak198)です。
今回はオフィスワークやパソコン仕事など、ビジネスシーンで使えるテレワーク用のヘッドセットについてご紹介していきたいと思います。
ビジネス用途だとヘッドホンの様などっしりとしたものではなく、小型・軽量な物が好まれると思います。
今回は、そんな「コンパクト」で「高性能なヘッドセット」について、実際に購入しながら徹底的に調べてきましたので、オススメやその選び方についてご紹介していきます。
それではいってみましょう!
結論:おすすめ商品
ビジネスなどのアウトプット用に向いているヘッドセットとしては「相手の声がよく聞こえ」また「こちらの声もクリアに聞こえる」という観点で選ぶのがオススメです。
特にマイクに関しては、ノイズキャンセリング機能があるかないか、で大きく選択肢が分かれてきます。
そしてノイズキャンセリング機能が付いているヘッドセットというのは意外に種類が多くありません。
実際にいろいろと調べていくと、最終的に候補はたった2つに絞り込まれました。
それが今回提案する2つの商品「Plantronics Voyager 5200」「AfterShokz Open Comm」です。
少し詳しく紹介します。 また、その他の選ぶポイントについても後で解説しますね。
Plantronics Voyager 5200
こちらの記事でも紹介していますが、Plantronicsの Voyager 5200 は片耳タイプのヘッドセット。
とても軽量で、装着も持ち運びも苦になりません。
最小構成と呼べるほどコンパクトなのに、マイクのノイズキャンセリング機能が秀逸です。
こういうタイプのヘッドセットは、元々 アメリカのトラックドライバーなんかの運転用に作られているみたいで、ノイズには強く作られています。
イヤホンの音質もしっかりしており、相手の声を聞き取りながら話をすることもできますし、けっこう騒音が厳しいオフィスやカフェの中でも悠々と音声入力をすることができます。
バッテリーも本体だけで7時間もつので、ふだんの仕事をしている範囲では全く差し支えないでしょう。
こんなに小型なのにすごいですね。
さらに専用の充電ケースと組み合わせると充電時間を21時間まで伸ばすことができます。
持ち運びがしやすくなるだけでなく、充電時間が延びるというのが素晴らしい。
Plantronics Voyager 5200 には、弱点らしい弱点はほとんどないと言っていいですが、無理やりあげるとするならば以下の三つでしょうか。
- 本体の充電ポートは Micro USB Type-B なうえ、蓋が小さくて開けづらい(充電ケースを使うと専用端子から充電するので解決します。)
- ノイズキャンセリングの性能は後述する AfterShokz Open Comm のほうがやや上
- ややブカブカとしたフィット感(フィットしすぎると耳が痛くなるのでフィットしすぎも嫌ですが)
デメリットを無理やりあげたものの、これらのマイナーな欠点を補って余りある便利なデバイスだと思います。
カバンやポケットに一つ忍ばせておくと、オフィス・カフェ・新幹線など、「ちょっと必要だな」と思った瞬間にすぐ使えるので便利です。
AfterShokz Open Comm
Shokz(ショックス。旧:AfterShokz )の「OpenComm」も最高のデバイスですね。
こちらの記事でレビューしています。
耳を塞がない骨伝導式ヘッドセットで、周囲の音を聴き取りながらクリアな通話ができます。
周囲の音が聞こえるので、オフィスなどでちょっと立ち話が必要になった時や、新幹線の車内アナウンスなんかも難なくこなせるのが素晴らしい。
いちいちイヤホンを外す必要もありません。
そして何と言っても素晴らしいのがマイクのノイズキャンセリング機能。
個人的には今まで試したどのマイクよりもはるかに優れた性能を持っています。
これに勝るものはないと言っていいでしょう!
新幹線の轟音の中でも、ボソボソ喋った音声を音声認識した時にはびっくりしました。
OpenComm も弱点らしい弱点はほとんどありませんが、強いていうと以下のようなところが気になりました。
- 首周りの配線が背もたれにもたれる時にぶつかって邪魔(特に新幹線の車内)
- 電源のオンオフが音量ボタン長押しなので操作がしづらい。また今のオンオフ状態がどっちかわかりづらい
- 専用ケースがけっこう大きくてかさばる
特に一つ目の首周りの配線が気になりますかね。
とはいえふつうにオフィスで仕事をしている分には全く気になりませんでした。
新幹線の揺れる車内の中で、背もたれに体を預けて作業したいな、と思う時だけ「あれ、そういえばぶつかるんだ・・・」と気づいた感じです。
OpenComm は、何よりもマイクのノイズキャンセリング性能が最強すぎます。
欠点を補って余りある魅力があります。
あらゆるノイズを消し去ってくれるので、通話も楽だし音声入力の精度も抜群です。
出先で使うことが少なくて、オフィスの中で使い倒す、という用途であれば Open Comm の方がおすすめかもしれません。
万人におすすめできるベーシックな Poly 5200 と、得意・不得意がはっきりしているやや尖った OpenComm といった特色を感じました。
テレワークで使うヘッドセットのオススメの選び方
さて、上で私のおすすめの結論は述べてしまいました。
ここからはその他の情報も整理していきましょう。
テレワークや外出先でのビジネス用のヘッドセットの選び方としては、以下のような観点で比較して見ていくと良いと思います。
ノイズキャンセリング機能つき
これは上で述べたことの繰り返しになります。
ビジネスで使うとなると、オフィスの隣の席の話し声・街中の雑踏・それから新幹線の車内など、さまざまなノイズにさらされることになります。
「ちょっと周りがうるさいからマイクミュートにしてよ!」
そんなことを Web 会議中に言われたことありませんか?
ノイズキャンセリング機能が付いたマイク(ヘッドセット)を使えばそんな問題も解決します。
またノイズキャンセリングマイクがついていると、音声入力の精度も跳ねあがります。
メールを執筆したり・チャットに返信したり・ AI bot に質問を投げかけたり・・・
テキスト(音声)入力の重要性は日々ますます上がってきています。
これからも「入力デバイス」としてのノイズキャンセリング付きマイクは、その重要性をますますあげていくことでしょう。
というわけで、ビジネス用途のヘッドセットではノイズキャンセリング付きマイクを強くおすすめします!
無線 (Bluetooth) タイプのもの
ビジネス用途に限らずイヤホンはやっぱり無線の方が便利ですよね。
ちょっとデスクから立ち上がるとか、狭い喫茶店のテーブルで使っているとか・・・
ケーブルが煩わしく感じる場面はとても多いです。
無線タイプならケーブルがなく快適ですし、 Bluetooth で接続するタイプであれば複数のパソコンやスマホなどで共用できるメリットもあります。
煩わしさから解放されるだけでなくデバイスを使いまわせるというのが便利ですね。
装着感(開放型 / 密閉型):長時間着けていられるか
一日中つけていられるかどうかというのも大事なポイントです。
仕事でヘッドセットを使っていると、付けている時間が数時間に及ぶことも多いでしょう。
その時に耳が痛いとつらいですよね。
僕はカナル型(耳栓タイプ)のイヤホンをつけていると1時間から2時間で耳が痛くなってしまうタイプなので、けっこうつらかったです。
上でおすすめしたものはそれぞれ、
Plantronics Voyager 5200:インナーイヤー型だが、あまり耳とは接触しないので痛くならない。
AfterShokz Open Comm:骨伝導式で、こめかみのあたりに軽くあたる程度。
という感じなので、長時間つけていても痛くなることはありませんでした。
どちらも5時間~7時間くらいつけっぱなしにしてみましたが、全く違和感を感じませんでした。
重さ・サイズ:持ち運びは簡単か
やっぱり軽くてコンパクトな方がいいですね。
ビジネス用途で使っていると、会議室の移動とか、出張先への移動とか、何かと移動が多いものです。
そんな時にカバンに一つ、ポイっと放り込んでおけるものがいいですね。
それくらい気軽じゃないと、めんどくさくなってそのうち使わなくなってしまうので。
- ヘッドホン → デカすぎてかさばるし重い
- イヤホンとマイクが別 → かさばるしセッティングがめんどくさいし失くす
というわけで マイクとイヤホンが一体化した、小型のヘッドセットタイプがオススメになるわけです。
ちなみに片耳タイプ(上の例ではVoyager 5200)と両耳タイプ(Open Comm)とありますが、個人的にはそれほど違和感を感じません。
ビジネス用途であれば相手の声が聞き取れれば十分ですからね。
音楽を聴くような上質なステレオサウンドが必要になることはないでしょう。
メーカ(信頼度)
こういうガジェットを買う時に、地味に自分が大事にしているのがメーカーの信頼性(実績)です。
中途半端なものを買って後悔するぐらいだったら、きちんとしたものを買って使い倒した方が投資的にお得ですよね。
上で挙げたPoly(旧 Pantronics)は、ヘッドセットのほか、会議用スピーカーフォンや電話機、ビデオ会議用のカメラなど、ビジネス用途向けのコミュニケーション機器を広く提供している業界のリーディングカンパニーです。
Voyager 5200 はそんな Poly の小型ヘッドセットの中で最上位の機種です。
また、Shokz(Aftershokz)は、骨伝導ヘッドホン市場の草分け的業界トップの企業で、アスリート、ランナー、サイクリストから始まり通勤者、アウトドア愛好家など、幅広いユーザーから好評を得ています。
Open Comm もそんな Shokz の最上位グレードのヘッドセットですね。
いずれも業界を牽引するトップのメーカーの、最上位グレードに位置する商品であり、間違いはまずないでしょう。
というわけで安心してこれらの商品にトライしてみたわけでした。
装着時の見た目
ビジネスシーンで使う以上、あまりにもカジュアルだと使いづらいですよね。
ある程度フォーマルな印象があるものがおすすめです。
とは言え最近はテレワークの広がりとともに、ヘッドセットをつけて仕事をしている人も増えてきているので、それほど問題になることは少ないと思います。
むしろ近未来的でかっこいい感じがあるかなと個人的に思ってます。
ちなみに Open Comm はかなり目立つような気がするかもしれませんが、日本人の場合、髪の毛が黒色なので意外と目立ちませんよ。
まあ、マイクはついてるなー、くらいの感じはしますが、オフィスの中だったら当然の風景になってきていますし問題ないでしょう。
複数デバイスの接続性
ブルートゥースタイプのヘッドセットだと複数のパソコンやスマートフォンとペアリングしておくことができる(マルチペアリング)ので、1台のデバイスを使いまわせるのがいいですよね。
さらに Voyager 5200 の場合は「マルチポイント」接続に対応しているので、パソコンで仕事に使いながら、スマホに電話がかかってきたらそのまま応答する(いちいち接続し直さず、自動で)、という使い方もできます。
Open Comm も、いちおうマルチポイント接続ができるようなのですが、どうも公式に対応していないのか動作が不安定な事がある印象です。
その他注意点
これは実際買ってみてわかったことなのですが、Open Comm はTeamsでミュートをした時に、ミュートを示すビープ音が止まらないという課題があります。
チームズ上でマイクオフにするとOpen Comm本体も同期してミュートになる仕様で、Open Commがミュートであることを知らせるために断続的にビープ音を鳴らすんですよね。
ウェブを調べてみると対策する方法 (無料のソフト導入する) もあるようですが、けっこう煩雑です。
ここはぜひメーカーにソフトウェアアップデートなどで改善をしてほしいところですね。
Voyager 5200 ではそのような不具合は今のところ使っていて感じたことはありません。
まとめ:ヘッドセット比較の結論
ということで、もう一度まとめです。
仕事で使うヘッドセットとしては、とにかくノイズキャンセリング機能がついたマイクを使うということを強くおすすめします。
これ一台あればオフィスでも出先でもテレワークでも、ひたすらアウトプットに集中できるようになるからです。
ノイズキャンセリングのマイクをつけた、ビジネス用の小型のヘッドセットというと選択肢は絞られてきて「Plantronics Voyager 5200」「AfterShokz Open Comm」のほぼ2択となります。
「Plantronics Voyager 5200」はとても小型で誰でも使いやすいヘッドセットです。
必要十分なノイズキャンセリング機能と長いバッテリー持ちを実現し、どんなデバイスでも安定して使うことができます。
一方の「AfterShokz Open Comm」は、ノイズキャンセリング機能が最強のヘッドセットです。
多少得意不得意がはっきりしていますが、カッチリはまればこれ以上のヘッドセットはないでしょう。
移動が多く、機動性・安定性を求める方は「Plantronics Voyager 5200」がおすすめ。
オフィスの中でじっくり仕事に集中したい人は「AfterShokz Open Comm」の方が使いやすいんじゃないかなと思います。
とはいえ、けっこう合う合わないの好みが出てくると思います。
これらの記事も参考にしながら、ぜひ実際にトライしてみることをオススメします。
それではまた! Wak
参考
Voyager 5200の個別レビュー
最近の主力。ヘビーユース中。
Open Commの個別レビュー
首周りの干渉問題が解決できたら持ち歩きたい。あのノイキャン性能が忘れられない・・・
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