こんにちは、Make WakのWak (@wak198)です。
今回は棚や机などをDIYするときに使える木材の一覧表をお届けします。
DIY歴5年のWakが
- ホームセンターで手に入って
- 安くて
- 扱いやすい
ものだけ厳選しました。
個人の防備メモ的な側面も強い記事ですが、けっこう便利だと思いますので参考にしてみてください。
それではいってみましょう。
よく使うおすすめ材料
ここで紹介するのは、WakがDIYするときにいつも使っている木材です。どれも「どこでも(ホームセンターで)」手に入り、「安くて」、「扱いやすい」ものばかりです。
それが、この2つです。
①パイン材
②2×4材
以降で詳しく見ていきましょう。
①パイン材
正確には「パイン集成材」。松の木を押し固めて作った木材。
クセのない白めの木材で、どこのホームセンターでもおいてある。
本の重さに耐える程度の強度があるので安心して使える。ネジや釘は問題なく通るので、棚や机をつくるのにすごく便利。
②2×4材
読み方はツーバイフォー材。建築なんかにも使われる。ツーバイフォー工法、みたいな。
2インチ x 4インチのサイズ、という意味だが、1×4や2×6など、組み合わせには様々なパターンがある。
こちらも色味はクセのない白めの木材。パイン材に比べると柔らかく、本の重量を支えるには心もとない。
また、反りやひねりを起こしていたり、後から起こすことが多いので精度は出しにくい。
強みは価格。とにかく安い。めちゃくちゃ安い。
他の木材は使わないの?
この他にも、化粧板で覆われたきれいな板とか、おしゃれに削り出された机の足とか、いろいろホームセンターには並んでいます。
が、あまりこだわりすぎても、サイズが丁度いいのがなかったり、価格が高くなって既製品を買ったほうが良くなったりします…
個人的にはいつも上記の2つの木材だけで構成してしまいます。
特殊な材料は「DIYをすることに慣れてきたら」「こだわりが出てきたら」使うのがオススメです。
他には、畳みたいなサイズのベニヤ板とかも売っていて、めちゃくちゃ安いんですけど、あまりにも毛羽立ちすぎて手触りが悪いとか、強度が弱すぎて簡単に割れてしまうとかの問題があります。非常に使いにくいので家具DIYにはおすすめしません。
パイン材と2×4材が「品質」「コスト」「入手性」がそろっていて最強です。
材料のサイズが分からない!
で、じゃあパイン材と2×4材で設計をしよう、となるわけですが、いつもここで困ります。
「どんなサイズの材料が、何円するか分からない!」
パイン材と2×4材は扱いやすいがゆえに、様々な寸法のものが売られています。
せっかく自分でつくるなら、効率よく材料を切り出して安く仕上げたいもの。材料表は必須です。
そこでこの材料表をつくりました。
①パイン材 材料表
まずはパイン材です。正直パイン材の厚み18mmさえ押さえておけば、だいたいなんでもできます。万能。
厚み18mm
パイン材の厚み18mmは最も一般的な厚みです。棚や机に広く使えます。
なお、下表の空欄はWak行きつけのホームセンターにはラインナップされていませんでした。
厚み18mm R付き
板の1辺がR(丸い)形状になっているものもあります。
人がよく触れるところをRにすると痛くなくていい感じになります。ただしちょっとだけ値段があがります。
厚み 25mm
厚み25mmはかなりゴツいので、個人的にはほぼ使いません。
ラインナップも、以下の1種類だけでした。強度がいるときに使いましょう。
幅:910mm x 長さ:1820mm (6,890円)
②2×4材 材料表
次に2×4材です。1×4も2×6もあります。全部まぜた上で、厚み(1インチ or 2インチ)ごとに分けて見てみましょう。
厚み 1インチ
厚み1インチは約18mmです。
パイン材と違って厚み18mmでは、棚板にするにはとても強度が足りません。脚に使うぶんにはギリギリ耐えれます。
幅は4インチ以上が使いやすいでしょう。
また、薄いぶん板の反りも大きくでます。売り場では反りの少ない個体を選ぶようにしましょう。
ちなみに鋭い方は「1インチ18mm?25mmの間違いでは?」とお思いかもしれません。
2×4材は木材の乾燥も含めて規格化されているらしく、少し薄くなるみたいです。
かと言って1,2,3,4…インチと、完全に18の倍数に比例しているわけでもなく、謎です。規格化されているとはいえ、寸法の精度が全く保証できませんので、設計時にはご注意ください。
それに価格もサイズに比例するわけでもなさそうです。謎です。流通量に依存しているみたいです。
このへんはWakも今回まとめてみて初めて気づきました。正直「マヂ意味わかんなぃ…」状態ですので、あくまで参考情報として活用ください。
厚み 2インチ
最後に厚み2インチの材料表です。2インチは約38mmですね。
ここまで厚くなると強度も十分で、鉄などの重いものを乗せる棚にも使用できます。屋外や倉庫で使用するにも安心感があります。
しかしネジや釘などもゴツいものが必要になるので、しっかりした工具が必要になります。電動工具の使用はほぼ必須でしょう。
2×4材はあまりにメジャーなので、こんなふうに釘を使わずに部屋の中に柱を立てるグッズもあります。便利でいいですね。
注意書き
これらはすべてWakが近くのホームセンターで調べただけの情報です。
価格も、寸法のラインナップも変動する可能性がありますし、寸法も精度を保証できません。
参考情報としてご活用くださいね。
活用方法
この表があれば、こんな感じで設計できます。
例えば、こんな棚を作りたいとします。
・材料 パイン材18mm厚み
・幅900mm (+板の厚み)
・奥行き300mm
・高さ900mm
この時、材料表から、
①幅300mm x 長さ1820mm から2枚ずつ
②幅910mm x 長さ1820mmから6枚
のどっちかで取れば良さそうだ、と分かるわけです。
①の方が切る回数が少なくて済むのできれいに仕上がりそうです。
②の方は材料が1枚で済むので最安でできそうです。
また、①の場合、棚をこうすれば、材料が2枚で済みそうです。
底板を1枚なくしても、用途的に問題なければ最安&簡単に加工ができそうです。
このとき、2,480円 x 2枚 = 4,960円の見積もりになるわけです。「買うより作ったほうが安いな」と推定できるので便利です。
DIY便利グッズ
最後にWakが普段DIYで使っている便利グッズを紹介していきます。
どれも値段のわりにめちゃくちゃ便利なので、ぜひ使ってみてください。DIYがラクでたのしくなります。
①電動ドライバー
電動ドライバーは1本あると何かと便利です。ガチのインパクトドライバーとかでなくてもいいので持っておきましょう。
Wakはボッシュ(BOSCH) の IXOシリーズを使っています。コンパクトながら強いトルクでしっかり締めてくれます。だいたいこれ一本あれば大概のことができます。
②ネジ
木材DIYでは釘よりネジの方がおすすめです。
釘は曲げずに叩くのに技術がいるし、分解しにくいので。
ネジなら電動ドライバーと組み合わせると確実 & 強度up & 分解可能です。
「木ネジ」とか「コーススレッド」とかのネジを選んでください。先端に切り欠きがあり、木材を勝手にドリルしながら刺ささっていくので下穴がいりません。
35mm長さを持っておけばだいたい対応できます。(板厚18mmの場合)
③2×4定規
これ。マジ便利。世界が変わる。ぜひ使ってみてほしいです。
1×4, 2×4用ですが、板厚18mmのパイン材に使うこともあります。
板厚18mmにネジを立てるのはけっこう神経をつかいます。
この定規を使えば一発で板のど真ん中にネジを立てられるので、気持ちいい & 割れにくい & 綺麗さUP します。
④木材カット
これは道具ではないですが、個人的に必須なので紹介します。
「木材はホームセンターでカットしてもらいましょう」
単純な直線のカットなら、無料~10円でやってくれるところが多いです。
自分で切るよりはるかにラク & 速い & 正確なので、ぜひ活用しましょう。
おわりに
いかがでしたか。
材料表からだいぶ派生してしまいましたが、このへんの情報があればDIYがぐっとラクになると思います。
DIYで棚をつくるメリットは
①自分にジャストサイズのものを
②安価に
手に入れられることだと思います。
このブログでは、こうした個人のモノづくりに関する情報を発信しています。
興味がある方はぜひフォローしてみてください。
こんなのもおすすめです。
無料の3D CADで木材DIYの設計をすることにフォーカスした参考書です。
それでは良いモデリングライフを!
Wak
コメント
1インチは25.4mmです。18mmじゃありませんよ。
未乾燥未製材時に2インチ×4インチ、つまり50.8mm×101.6mm。
乾燥後製材後の大きさが38mm×89mm。
製材時に同じだけ削るので、2と4は倍ではなくなります。
ありがとうございます。インチの変換、謎だったんですよね・・・
製材時に削る、というもの目鱗です。なるほど。