こんにちは、Make WakのWakです。
「タイピングを楽に・早くする」ことで「生涯アウトプットを続ける習慣を身につける」を目標に、文字入力(タイピング)の最適化に挑戦しています。前回は親指シフトへの挑戦36~42日目までレポートしてきました。正答率も速度も停滞し、腱鞘炎の症状まで見え始めてきました。今回が最後の挑戦となりますが、果たしてどうなったのでしょうか…?
オススメの親指シフト練習方法
親指シフトの練習には、こんな便利なサイトがありますのでぜひ使ってみてください。ゲーム感覚で練習することができますよ。
実践レポート : 43~60日目
最終週もほとんど練習がはかどりませんでした。仕事が忙しくなってしまったのと、成長感が感じられずモチベーションが下がってしまったためです。結果、練習が投げやりになってしまい、成長感を無視してドカドカキーを叩いていることに気づきました。またブラインドタッチも全くできておらず、ずっと視線がキーボードをにらみつけている状態です。これではあまり楽に打てている感じがしません。
最終的に、速度は110WPMを超えるところまで来ましたが、正答率が80%にとどまってしまいました。これでは「タイピングを楽に・早くする」という本来の目標からかけ離れてしまいます。バタバタと入力することでムダに体力を消耗し、ミスタイプが増えることで修正に時間がかかってしまうためです。
また、110WPMというのもよくありません。かな入力系の配列では、ローマ字入力に比べて打鍵数がへるため、およそ1.5~1.7倍効率良く入力ができると言われています。しかし110WPMに1.5倍しても165WPMにしかなりません。僕のローマ字入力は250WPM程度出せますので、これでは効率化につながっていません。
そして最も致命的だったのは「腱鞘炎が治らなかった」ということです。手首が痛くなったら練習を休み、症状が良くなるまで安静にしていたのですが、練習を再開するとまたズキズキと手首が痛むのです。これでは練習を続けていく事もできません。
結果、Wakの親指シフトチャレンジは60日で終りを告げることになりました。
チャレンジを通じて
失敗したこと
我流を貫いた
「ローマ字入力と同じで慣れれば勝手にできるようになるだろう」と、ホームポジションをあまり意識せず、また「速度が落ちて楽しくないから」という理由でブラインドタッチをまともに練習しませんでした。その結果「バタバタと溺れるようなタイピングで」「正答率が低く使い物にならない」我流の親指シフトタイピングが出来上がってしまいました。また、おそらくこれを原因として腱鞘炎を発生させ、練習を断念せざるを得ない状態に陥ってしまいました。
これから親指シフトを練習される方は、最初は遠回りに見えてもまずはホームポジションに従って、また最初からできるだけブラインドタッチを意識しながら練習されることをオススメします。最初はなかなか成果が上がらずフラストレーションが溜まると思いますが、長い目で見ると絶対そのほうが早くマスターできると思います。
成果を焦った
「まぁ1週間、長くても1ヶ月もあれば成果が見えてくるだろう」と考えていましたが、新しいキーボード配列を習得するのはイチから外国語を習得するようなもので、もっと時間のかかるものでした。この焦りがあったために教材のおすすめカリキュラムに従わず、いきなりフリーで入力練習を始めてしまいました。その結果、上で述べたような我流親指シフトが出来上がってしまいました。
練習が断続的だった
今回の練習のスタンスとして「時間が取れたらやる」というものでした。その結果、練習が3日に1回という頻度になってしまいました。後からわかったことですが、こういうスキル習得は「できるだけ目標を小さく設定し」「必ず毎日練習を続ける」ほうが間違いなく成功します。練習が断続的になることで、前回やった内容を忘れたり、1回あたりの練習を無理して増やして体に負担をかけたりして、非常に効率が悪かったと思います。
習慣の力についてはコチラの本をご参考ください。最近の僕のバイブルです。目標をできるだけ小さくすること、毎日継続することで他の人が手に入れられないような成果を得られるようになります。何より習慣の力を身に着けると「効率が良く」て「なんにでも応用が効いて」なにより「ラク」なんですよね。
道具にこだわらなかった
これも後でわかったことですが、道具にこだわらなかったことも練習の寿命を縮めた要因の一つでした。道具とは今回で言えば「キーボード」ですね。とりあえず手元にあったノートパソコンで練習を始めたのですが、ノートパソコンのキーボードってストロークが浅いものが多いですよね。一方で慣れない配列のタイピング練習をしていると、どうしても指先に変な力が加わってしまいます。結果、指や手首に突き指をするような負担がかかり、先述の腱鞘炎につながったものと思われます。今は下のようなキーボードを使うようになったのですが、やっぱりこだわって買ったものはいいですね。疲れやミスタイプがだいぶ減ったように感じます。(今はローマ字入力してますが…)
良かったこと
結構楽しかった
上で述べたようにWakの親指シフトチャレンジは上手くいかなかったわけですが、一方でやってよかったこともいくつかあります。そのうちの一つが「なんだかんだいって、楽しかった」ということですね。新しいことにチャレンジしている感覚が新鮮だったのと、練習中にたまに上手くタイピングが決まったときの全能感がよかった。この全能感はローマ字入力ではなかなか感じたことがない感覚です。かな入力系に独特の感覚なんですかね。親指シフトを上手くマスターできれば確かに「タイピングを楽に・早くする」という目的は達成できそうだ、という肌感覚を得ることはできました。
課題が見えた
今回の取り組み自体は上手くいかなかったわけですが、上で述べたようにいくつかの課題を明らかすることができました。課題がわかったということは、次にやるときはその対策をすれば失敗しないということです。次にチャレンジすることがあれば間違いなく糧になることでしょう。
総じて
今回の取り組みは結構な時間を使ってしまい、しかも失敗に終わってしまったわけですが、総じていい経験になったと思います。もし、これから親指シフトを練習してみたいと思っている人がいればこの履歴を参考にしてみてください。特に、①きちんとホームポジションに従って、②ケガに気をつけて、③焦らず長期スパンで、取り組むことがポイントだと思います。
余談になりますが、親指シフトって上手い人の動画がほとんど見当たらないんですよね。もしあなたが親指シフトをマスターすることができたら、Youtubeにupしてみてください。きっと後に続く親指シフターの「めっちゃ早い!すげぇ!」というモチベーションになるはずです。(個人的にどれくらいまで到達できるのか見てみたいというのもあります…)
失敗レポートになってしまいましたが、最後まで読んでくれてありがとうございます。
それでは良いモデリングライフを!
Wak
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参考文献
この取り組みは以下のコンテンツに強く影響を受けてスタートしています。タイピング入力などのアウトプットをより効率的に行いたいと感じたら、ぜひ参考にしてみてください。
「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる
親指シフトに関する紹介が少しあるほか、ブログやSNSで発信することの価値についてもイメージさせてくれる本です。自分をブランド化することでポジションを作り、稼げるようになる。モチベーションを保つためにも繰り返し読んでいます。
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
すこし古い本になりますがコチラも親指シフトに関する紹介が少しあるほか、仕事でいかに成果を上げるか、その方法について述べられています。環境を整えることの大切さ、勉強を収入につなげるコツなどが学べます。
勝間和代さんのブログ
上述の本の著者である勝間和代さんが運営されているブログも参考になります。親指シフトをはじめ、人生を効率化するためのノウハウを様々公開されていますので、いつも参考にさせて頂いています。コンテンツがとにかく多いので、サイト内検索をご利用されることオススメしておききます。YouTubeもおすすめ。