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コスパ最強!?安く最高の万年筆に出会う裏ワザ3選をご紹介!【初心者向け】 | Make.Wakブログ

コスパ最強!?安く最高の万年筆に出会う裏ワザ3選をご紹介!【初心者向け】

人生の最適化
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こんにちは、Make WakのWak (@wak198)です。

今回は「できるだけ安く、でも書き心地のいい万年筆に出会う」方法について紹介していきます。

あなたは万年筆に対して、こんな悩みをお持ちではありませんか?

  • とにかく安いものを買ってみたけれど、思ったよりも書き心地が良くなくてがっかりしている
  • あまり値段をかけずに色々な万年筆を試してみたい
  • 今使っている万年筆を少し手を加えてみて、もう少し使い心地が良くなったらいいのになあ

実はそれ、安く・手軽に解決できるかもしれません

 

今まで最高の書き心地を追い求めて、あらゆる方法を試してきた自分の経験から、この方法なら「だれでも」「あまりお金をかけずに」いい万年筆と出会える、という方法を厳選してご紹介します。

 

裏技的な方法になりますが、三つ紹介していきますので、使えそうなものから試してみてください。

 

注意:
いくつかの方法は、メーカー非推奨です。あくまでダメ元でトライできる範囲でお願いします。

(1万円を超えるような高級な万年筆では、自己流でやっても失敗する可能性の方が高いですから、ちゃんとプロの調整師さんに任せましょう)

 

それでは、行ってみましょう!

 

お金をかけずに最高の万年筆と出会う方法

あまりお金をかけずに、良い書き心地の万年筆を出会う方法をこれから3つ紹介していきます。

方法①:プレピーを爆買いする

一つ目の方法は、「プレピー」という万年筆を爆買いするということです。

どういうことか、少し詳しく見ていきましょう。

 

まず前提として、「プレジール」という万年筆を1本購入します。プレジールはこの記事でも紹介しているように、格安なのにしっかりしたつくりのコスパ最強万年筆です。

 

しかし、プレジールは格安万年筆であるが故に、どうしてもその書き味に個体差があります。これがほぼ唯一の弱点ですね。

なので、当たりのプレジールに出会うまでには、何本か買って試してみる必要があります。

しかし、プレジールは1,500円とそれなりに値段がするので、そう何本も買うことができません

 

そこで、ここからがポイントです。

実は「プレジール」と「プレピー」には同じ軸(ペン先)が使われています。

そして

「プレピー」は1本300円で買うことができます。

つまり

「プレピー」をたくさん買って、当たりのペン先に出会ったら「プレジール」に移植してください。

移植といっても、胴軸のネジを開けて閉めるだけです。インク交換と同じですね。

これが今回ご紹介する裏技の1つ目です。

 

プレピーはプレジールと同じく、プラチナ万年筆から発売されている万年筆です。

そしてプレピーは格安機ならぬ、「超」格安機です。その価格なんと1本300円!もはや100均レベルです。

 

しかし、見比べてみると、プレピーとプレジールのペン先はこのように全く同じです。

[画像]

そりゃそうですよね。どちらも格安機種ですもの。一から金型を起こすなんて、コスト的に避けたいところです。

おそらくプレピーもプレジールも生産ラインは流用して、ペンの持ち手の部分(胴軸)を樹脂(プレピー)か、アルミ(プレジール)かにすることで差別化を図ったのでしょう。

 

で、やっぱり高級感とか、持ちやすさとかはプレジールの方が上です。

なので、まずはプレジールを1本買ってベースにしようというわけです。

そしてプレピーは10本買ってもたったの3,000円です。

10本も試せば、1本ぐらいはいい書き味のペン先に出会えるはずです。少なくとも10本中1本、つまりトップ10%レベルでベターなペン先を選ぶことができます。

 

「プレピー」を爆買いして、「プレジール」に付け替える。

これが一番安全かつ安価に、理想の書き心地の万年筆と出会う1つ目の方法です。

 

ちなみに、プレジールにはコンバーターを取り付けることも(いちおう)可能です。

いちおう、と書いたのは、メーカーは推奨していないから、ですね。

実際、インクを吸引した後に、ペン先の部分にインクがたまってドバっと溢れ出たりしますから。

 

ただ、これで曲がりなりにも「理想のペン先」かつ「好きなインク」を組み合わせて使えるペンが誕生するわけです。

この辺の記事でも説明しているように、万年筆の書き味はインクによっても大きく左右されます

そしてインクもそこまで高価なものじゃありません。だから、理想の書き心地に出会うために色々トライしてみてほしいと思います。

 

Wakのイチオシは「カーボンブラック」です。ここまで紹介した組み合わせなら、全てプラチナ万年筆で統一できますから、カートリッジを使うのが簡単ですね。

 

ちょっと話がそれましたが、以上がお気に入りの万年筆を見つけるための裏技的方法その1です。

 

方法②:LAMYサファリのペン先を交換する

書き心地の良い万年筆に出会うための方法の二つ目は、「LAMY サファリのペン先(ニブ)を交換する」という方法です。

 

サファリって、実はペン先を自分で交換できるんですが、どれぐらいの方がご存知でしょうか?

サファリ自体は超定番の万年筆ですから、お持ちの方も多いでしょう。

しかし、そのペン先が交換できることはあまり知られていないと思います。

 

で、相当な数の人が、日本で市販されているEF(極細字)とかF(細字)のサファリを使ってみて「なんかカリカリして書きにくいなぁ…」なんて思っているのが現実ではないでしょうか?

 

しかし、この辺の記事でも紹介している通り、万年筆は基本的に細いペン先の方が書きにくくなります。

EF(極細字)とかF(細字)が、ぬらぬらサラサラとした書き心地であることはまずないのです。

ぬらぬらサラサラとした書き心地を求める方は、太字のペンを使うことをおすすめします。

 

でも、日本にはLAMYサファリのB(太字)はほとんど出回っていません。漢字圏では、細かい字が書けることが好まれるのでしょう。

 

では、どうするか?

 

サファリのペン先だけ、別売で買ってみてください。

文房具屋に置いてあることは稀ですが、ネット通販なら簡単に手に入ります

 

こんな感じで、サファリのペン先だけ買うことができるんです!

1回あたり1,500円くらいの出費で、B(太字)を含むさまざまなペン先を試すことができます

本体を何本も買い換えるよりも安いですね。

ペン先の交換方法は、この辺のサイトを参考にしてみてください(基本的にはスライドさせるだけです。)

 

一つ目にご紹介した、プレピーを買いまくる方法に比べると、サファリのペン先交換はやや値段はかかります

しかしそれでも5,000円もあれば相当いろんなことができますので、まだまだ格安の部類ですね。

 

ちなみにペン先は↑のリンクを開いて見てもらえれば分かるように、実はものすごくたくさん種類があります

 

個人的に好きなのは、B(太字)カリグラフィー(1.1mm)の2つですね。

この2つは絶妙にちょうどいい太さで、ぬりぬりと書くことができるので気に入っています。

あなたもぜひ自分にとってベストのペン先を探し求めてみてください。

 

サファリは有名ですから「買ったものの使わなくなってしまった」という方も多いと思います。そんな人にもぜひ試してみてほしい方法です。

もしかしたら、びっくりするほど書きやすくなって、万年筆ライフを再スタートさせることができるかもしれませんよ!

 

以上が、書きやすい万年筆に出会うための裏技的方法その2です。

「LAMYのサファリを買って、ペン先をいろいろ試してみよう」という方法でした。

 

方法③:研磨フィルムで磨いてみる

三つ目の方法は、「ラッピングシート」とか「研磨フィルム」とか呼ばれる精密研磨シートフィルムを購入して、自分でペン先を磨いてみる、という方法です。

研磨フィルムとは、こんな感じのものです。

 

番手も8000番とか、10000番とか、15000番とか、いっぱいあります。

どれがいいかと聞かれると、正直もう好みです、としか言いようがないのですが、とりあえず、あまり激しくない番手がおすすめかな?と思うので、10000番をのせておきます。

 

で、このフィルムの上でペン先を滑らせることで研磨します

スリスリスリ…と、普通に文字を書くようにフィルムの上をなぞります。

 

もしペン先にバリなどがあって、紙にガリガリと引っかかるようなことがあれば、この研磨シートで丸めることで書き心地を改善できることがあります。

 

注意!
これは今回紹介した中でもっともリスクのある方法であり、完全にメーカー非推奨の方法です。保証は受けられませんし、うまくいく確率も低いです。自己責任でお願いします。

ペン先を削ってしまって二度ともとの書き心地に戻らなくなる、というリスクも大きく含みます

個人的な成功確率としては30%と言ったところでしょうか。ダメにしたペン先も数知れず…。

くどいですが、1万円もする高級な万年筆は必ずプロのペンクリニックを受けるようにしてくださいね。

 

で、話を戻すと、実際にWakは、LAMYのサファリにカリグラフィー(1.1mm)ニブをつけたものをこの方法で調整し、現在はメインの一品として愛用しています。

ダメ元でやったんですが、ペンのガリガリという感覚がなくなって幅広の文字をスラスラ書けるようになり、とても満足しています。

今回紹介しているような万年筆は、300~2,000円とどれも安価な部類ですから、「もう最悪どうなってもいいや」となったときの最後の裏ワザとしては使える場面もあるんじゃないかなと思って紹介しました。

 

「研磨シートを買ってきて、自分でダメ元で調整してみる」これが最後の裏技です。

 

おわりに

いかがだったでしょうか?

今回は「書き心地の良い」「当たり」万年筆を「安く」手に入れるための裏ワザをご紹介しました。

いずれの方法も少し癖はあると思いますが、少ない出費さまざまな書き味を試すことができます。

 

万年筆初心者のうちはいきなり1本1万円もするようなものは買えないと思います。

ここで紹介した方法なら、安くは2,000~3,000円から高くても5,000円もあれば相当色々なことができるので、いきなり1本買う勇気が出ない人も、まずは細かく色々試してみてください

 

そうして理想の万年筆に出会えればよし、もしくは万年筆のことが分かってきて次のステップに進んでいくもよし、だと思います。

 

日常的に万年筆が使えるようになってくると、とても豊かな気持ちになれますよ!

ぜひ、色々と試してみてください。

 

それでは、良いモデリングライフを! Wak

 

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