こんにちは、Make WakのWak (@wak198)です。
今回は万年筆のインクについての紹介です。
あなたは万年筆に対して、こんな悩みを持っていませんか?
「もっと書き心地の良い万年筆が欲しい。」
「もっとなめらかで気持ちよく書けるようになりたい。」
実はそれ、インクで改善できるかもしれません。
もし万年筆のインクで、あなたが持っている万年筆が生まれ変わったように書き心地が変わったとしたら、どうでしょう?
「せっかく万年筆を買ってみたんだけど、あんまりしっくりこないな」
「けっこういいお金を払ったけれど、お蔵入りかな…」
こんな悩みが解決できるかもしれません。
実は万年筆の書き心地はペン本体だけでなく、インクや紙によっても大きく左右されます。
今回はそんな僕の実体験を元に、本当にオススメできるインクのみご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください!
結論:プラチナのカーボンブラックか、LAMYのブルー
結論からいうと、オススメのインクはこの二種です。
<Wakのおすすめインク>
①プラチナのカーボンブラック
②LAMY純正のブルー
初心者の方にもおすすめできて、しかも万年筆の書き心地がよくなるインクです。
あまり沢山紹介しても分かりづらいと思うので、徹底的に絞って「二つだけ」ご紹介します。
それでは詳しく見ていきましょう。
①プラチナのカーボンブラック
まず一つ目はプラチナから出ているカーボンブラックという黒インクです。
このインクを紹介したいがために、この記事を書いていると言っても過言ではないインクです。
このインクにするだけで、とてもなめらかで、滑り心地の良い書き味になります。
初めてカーボンブラックの書き心地を味わった時はとても感動しました。「インクでこんなに書き味って変わるものなのか!」と。それくらいオススメのインクです。
ちなみに、カーボンブラックに似たインクとして、セーラー万年筆の「極黒」という商品があります。
どちらも真っ黒な顔料系インクですが、僕はカーボンブラックをオススメします。
実際に書き比べをしてみた感触として、わずかにカーボンブラックの方が滑らかさや、インクのフローの良さ勝っているように感じたからです。
どれだけ書いても、インクが途切れず、スルスルサラサラと出ていく感覚がとても気持ちいいのです。
なので、僕の一番のお気に入りインクは「カーボンブラック」!とにかくこれをおすすめします。
ちなみにカーボンブラックの唯一の欠点は「真っ黒」すぎるということくらいでしょうか。
せっかく万年筆で文字を書いても、真っ黒なマジックで書いたような筆跡になってしまいます。インクの濃淡などの風合いを味わうことができません。
個人的にはとにかく書き心地が最優先なので、ここは妥協しているポイントではあります。
(が、どうしても濃淡を出したくなった時には、水で濃度を薄めてグレーっぽい色にして使っています。
(注意:当然メーカー保証の方法ではありませんし、書き心地も落ちます))
それから、以前に「万年筆の選び方」という記事で、コスパ最強万年筆としてプラチナのプレジールをオススメしました。
カーボンブラックインクとプレジールはどちらもプラチナ製品です。
なので、この組み合わせなら純正のカートリッジインクを使うことができます。
真っ黒なインクをビンから補充すると、どうしてもあっちこっち汚れてしまいますが、カートリッジなら扱いやすくて、何かと利点も多いです。インクを使いきれるか心配する必要もないので、お試しにもオススメ。
それから参考までに、カーボンブラックに似た商品として、ピグメントブルーも紹介しておきます。
こちらもカーボンブラックと同じ顔料系のインクで、綺麗な青色のインクです。
書き味としては、カーボンブラックにかなり近い、さらさらとした気持ちのいい書き心地でありながら、カーボンブラックにはない爽やかな青色が扱えるのがメリットです。
ピグメントブルーなら文字の濃淡を味わうこともできます。
こちらもカートリッジを選ぶこともできます。プレジール本体の軸の色とあわせてトータルコーディネートするとお洒落かも。
以上、一つ目のオススメインク、プラチナ万年筆のカーボンブラックのご紹介でした。
②LAMY純正ブルー
二つ目のおすすめインクは、ラミー純インクの「ブルー」です。
LAMYの万年筆を買ってくると、最初についてくるインクでもあります。
爽やかで気持ちのいい青色で、綺麗に濃淡が出るので、万年筆らしい風合いを楽しむことができます。
さらさらとしたインクが、フローよく流れでてくるので、とても書き心地の良いインクですね。
特にラミーのサファリと相性が良く、さすが純正品の組み合わせといった印象です。
できるだけ太いペン先、できればB(太字)のものと組み合わせて、ぜひ一度試してみてください。たっぷりとインクを出しながら描く気持ちよさを味わうことができると思いますよ。
B(太字)ニブはけっこうマイナーなので、気に入った組み合わせが見つからない場合は、ペン先(ニブ)を別で買ってしまうというのも手です。
LAMYのサファリはかなり簡単にペン線を交換することができるので、ぜひトライしてみてください。
このインクもカートリッジタイプを選ぶことができるので、好みに応じて使い分けてみてください。
このLAMYブルーの唯一にして最大の欠点は「水に弱い」ということでしょうか。
ちょっと濡れるだけで滲みます。
水滴や結露が直接触れようものなら、インクがさーっと流れていってしまい、筆跡が全くわからなくなります。
ちょっと濡れた手で触るだけでも滲んでしまうので、ちょっと注意が必要なポイントです。
しかし、それを補って余りある綺麗さと、書き心地を両立したインクだ、ということはお伝えしておきます。
選んだ理由:とにかくフローがよくて気持いいから
この二つをのインクを選んだ理由は「インクのフローが良くて気持ちよくかけるから」です。
カーボンブラックの場合はこれに加えて「顔料系特有のさらさらとした摩擦の少なさ」、
LAMYブルーの場合は「発色の綺麗さ」もありますが。
万年筆の良さは、筆圧をかけなくても、するするさらさらと書き続けられる、ということにあると思っています。
そんな万年筆のメリットを最大限に楽しむことができるのが、ここで紹介したインクたちです。
どれだけ書いても、筆圧がいらない。手が疲れないから、楽で気持ちがいい。さまざまなアイデアを出したり、計算をしたり、イメージを形にしたり…
そんな生活をインクひとつで実現できるようになったら、とても嬉しいと思いませんか?
僕はそんな快適を求めて、ネットで「万年筆」「書き心地」とか「インクフロー」とかで片っ端から調べてみました。
そして、良いレビューがついているインクを片っ端から試してみました。
その結果が今回ご紹介した二つのインクというわけです。
万年筆のプロの方から比べればまだまだ少ないとは思いますが、書き心地に対して強いこだわりを持って調べた上での結果ですので、あるていどは参考になると思います。
注意:本当の初心者には純正インクが一番
と、ここまで初心者向けにインクを語ってきましたが、一つ注意点があります。
それはインクには万年筆との相性があるということです。
メーカーが使用を保証していないインクを使うと、インクが詰まったりして使えなくなってしまう可能性があります。あくまでも自己責任になりますので、ご注意ください。
そういう意味でいうと、本当の本当に初心者向けのインクというのは、万年筆を購入した時に付属する純正インクが一番です。
メーカーが保証した組み合わせですから、当然トラブルも少なく、ストレスなく扱えることでしょう。
今回紹介したインクたちは、初心者の中でも、この最初フェーズを卒業し、さらなる高みへ移ろうとしている人達に向けた記事になります。
万年筆デビューして少し慣れてきたら、ぜひいろいろなインクを試してみてください。
新しい世界が広がっていて、とても楽しいですから。
おわりに
今回は万年筆のおすすめインクについてご紹介しました
プラチナのカーボンブラックは書き心地が良すぎて感動したレベルですので、ぜひ試してみてほしいと思います。
本当に万年筆の書き心地は、インクによって大きく左右されるということを教えてくれたインクです。
カーボンブラックの唯一の弱点である、真っ黒すぎて濃淡が出ないという点については、たまにピグメントブルーやラミーの純正ブルーに切り替えたりすることで気分を変えて楽しんでいます。
ぜひ、あなたも万年筆のインク沼にハマってみて、楽しい万年筆ライフを送ってみてください 笑
それでは良いモデリングライフを! Wak
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