こんにちは、Make WakのWak (@wak198)です。
今回は、3Dプリンターのフィラメントを紹介していきます。
3Dプリンターのフィラメントって、すごくたくさんあるんですよね。
その割に一つ一つのフィラメントのレビューはあまり多くなくて、どんなフィラメントを選んだらいいかわからないというのが正直な現状です。
まだまだ3Dプリンターユーザーが少なくて、情報が足りてない感じですね。
それに品質や価格も安定していなかったりするので、本当に何を選んだらいいのかわからないです。 初心者の人なんか結構ここ悩んでる人多いんじゃないかな。
そこで今回は、Wakが今まで実際に使ってきたフィラメントをレビューしていきながら、オススメ度合いを紹介していきたいと思います。
「値段高め」の説明があるフィラメントでも、Amazonで突然タイムセールになったりするので、ぜひ一度チェックしてみてください。
それではいってみましょう!
おすすめフィラメントPLA編!
ここではまず「PLA」 のおすすめフィラメントを紹介していきます。
PLAは3Dプリンターで最も一般的で、最も扱いやすい材料ですね。初心者の方向け。
ANYCUBIC 純正フィラメント
3Dプリンター(Anycubic i3 Mega S)を 購入してきた時に付属してきた純正のフィラメントです。
初めて使ったときから品質が安定しているフィラメントだと思います。
完全初心者で使い始めましたが(= スライス設定超てきとう)、糸引きや割れなど大きな問題を起こしませんでした。
価格は2,000円後半とわずかに高めな感はありますが、フィラメントの品質が悪くて1~2週間トラブルシュートの時間を取られるぐらいなら、最初から品質の良いフィラメントを使った方が「早くて」「楽しく」3Dプリンターを扱うことができます。
唯一のデメリットとしてはカラーバリエーションが少ないところぐらいでしょうか。
初心者の方にも上級者の方にも一貫してお勧めできる安定のフィラメントだと思います。
PRILINE
糸引きや造形不良などの不具合が少なめです。
何かが飛び抜けていい、というわけではありませんが、バランス・安定感に優れたフィラメントです。
本当に可もなく不可もない感じですね。
それなりに安価でいつでも手に入るという安心感がいいですね。
TINMORRY (シグナルホワイト)
Amazonレビュー1,300件(星4.4)という強烈なレビュー数に惹かれて試してみたフィラメントです。
結果、大正解でしたね。積層がぴしっと気持ち良くでるし、定着も良好です。それから、オーバーハングに強めの印象です。
梱包も丁寧で好感持てますね。リールへの巻きもキレイだし、わざわざラップ巻きまでしてある手の入れよう。
シグナルホワイトという白を購入しましたが、蛍光ががった清潔感のある明るい白でした。
後日追記:
開封直後は上記の内容でしたが、1週間も経つと品質がアヤシくなってきました。
具体的には「かなり糸引きが出ます」。結構激しく吸湿する様子。
開封後、すぐに使い切れる方にはオススメできますが、どっちかっていうとPRILINEの白PLAの方が安定している印象です。
ノズルから出したフィラメントがこんなにものび~る。
TINMORRY (マットブラック)
同じくTINMORRYから、こちらはマットブラックの色味です。
「しっかりしたマットブラック」という高評価のレビューに惹かれて購入してみました。
実際開封してみると確かにマットです。
プリントしたものの出来栄えがこんな感じ。
ツヤ消しの、落ち着いた黒色でいい感じです。先述のシグナルホワイトと比べて、糸引きも少ないように感じます。
オススメ。
オススメフィラメントPETG編!
ここでは少し上級編の材料であるPETGについて紹介していきます。
上級編といっても、PETGは個人的にPLAに次いで使いやすいフィラメントだと感じています。簡単なのに耐熱性が良いなど、PLAにはない魅力が詰まった材料なのでぜひトライしてみてほしいです。
簡単な調整動画もUPしていますので参考にしてみてください。
RepRapper(透明/クリア)
このフィラメントが書きたくてこの記事を書いてると言っても過言ではないフィラメントです。
初めてPETGフィラメントを使ってみたのですが、特に難しい設定をすることもなく PLA の延長ですんなり使うことができました。
プリントベッドへの定着も悪くないですし積層もうまくいっています。
①糸引きがどうしてもPLAよりは多い
②温度のスイートスポットがPLAより狭い
というポイントもあるので、そこは要注意点ではあります。
自分の場合は220℃±10℃がスイートスポットのようです。
またこれは季節によっても変動があるようなので、そこは経過観察していきたいと思います。
また初めて透明フィラメントを使ってみたのですが、とても面白いフィラメントだと思いました。
上手くプリントできるとプリントしたものがキラキラした光沢を持つようになります。
何か新しいものが作れそうで楽しみになりますね。
PETG フィラメントはPLA とあまり大差ない値段で買うことができる一方で、透明であったり強度を確保したり、耐熱性を持たせたりと、PLAにはない特徴を示すことができます。
ぜひ一度試してみてほしいと思っている材料です。
今回の購入も、値段が安かったので選んだのですが、高評価のレビューも多かったり、レビューの中でも様々な情報交換がされていたことも選んだポイントです。
この辺りも良いフィラメントの証なんじゃないかなと思います。
ちなみに同時期に検討していたPETGフィラメントは以下の二つです。
いずれも、今回紹介したフィラメントと同じく安価でありがなら高評価のレビューが多かったフィラメントになります。
次回に購入して使用してみたいと思っています。
SUNLU(白)
TINMORRY(白)
ABSとTPUについては未使用です
すみません、 ABS と TPU に関しては使いたいと思いながらまだ使ったことがありません。
なので正直にレビューすることができません。
皆さんがお勧めのフィラメントがあれば是非教えて頂けると嬉しいです。
注意が必要なフィラメント
以上がおすすめのフィラメントでしたが、ここではある理由から注意が必要なフィラメントについても紹介していきます。
cheero3D PLA(10色、各色20m)
きちんと密閉パックに個包装され、防湿剤も一袋ずつちゃんと同梱されているのに、中のPLA フィラメントがボキボキに折れています。
そもそもが20mしか入っていないのに、それが3つとか4つとかに折れて分割されています。(しかも青が特にひどい、みたいな明確な傾向がある)
2回買って2回ともそうだったので、もうこれは品質的に間違いないでしょう。
なぜ2回買ったかと言うと、「いろんな色が使える」「めちゃくちゃ安い」というメリットと、「印刷の品質自体はとてもきれいに出力ができる」というメリットがあったからです。
特に値段に関しては、普通PLAを何色も揃えようとおもったらかなりの金額になるのですが、これは一発で複数色を揃えられます。
多少折れていても、5cmくらいのものならなんとか出力できますしね。
個人的にはリピートは全然ありえますが、一長一短がはっきりしているので、そこを理解して購入されることをお勧めします。
3D BEST-QのPLA(オレンジ)
オレンジ色のフィラメントが使いたくて、安かったので購入しました。
結果、他のどんな PLA フィラメントでも発生しなかった糸引きが発生するようになりました。
温度やプリント条件などをいくら変更しても完治しません。
樹脂自体が固くて、押し出しのレスポンスが悪い感じがします(ダラダラと吐出して糸引きする感じ)
オレンジ色の発色も見本写真にあるような深いオレンジ色ではなく、どちらかと言うと黄色に近いよう色でした。
家に届いた時からあれっ?という違和感が絶えないフィラメントでした。
次はもう買わないと思います。
まとめ
今回は玉石混合の3Dプリンター用のフィラメントのうち、 自分で実際使ってみたものについて率直にレビューしてみました。
Amazon に置いてあるフィラメントは、時々タイムセールで値段が半額以下になったり、クーポンで500円OFFになったりするので、こまめに要チェックです。
3Dプリンター本体は3万円前後で買えるようになってきて普及フェーズに入った感がありますが、フィラメントに関してはまだまだ値段・品質が定まっていないなと感じています。
比較可能なレビューを集めて、自分・皆さんのお役にたてば、と思い公開させてもらいました。
皆さんも何かおすすめのフィラメントがあったら情報交換してくれると嬉しいです!
良いフィラメントを使って、効率的に・楽しく3Dプリンターライフを送りましょう!
それでは良いモデリングライフを!Wak
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