【持運びのHHKB】HHKBとRealforceどっちがいいの?その違いを徹底比較!【据置きのRealforce】

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こんにちは、Make WakのWak (@wak198)です。

今回は高級キーボードHHKBとRealforceの比較記事です。どちらも静電容量無接点式という方式を採用した、高級キーボードです。

「この2つまではたどり着いたけど自分はどちらを選ぶべきかわからない」という方も多いと思いますので、自分が悩んだ経験や、試打・実用している経験をもとに徹底解説していきます!

 

結論:持運びはHHKB、据置きはRealforce

いきなり結論から書くと、普段いろいろな場所でPCを使うことがある人は、持ち歩き性に優れたHHKBがおすすめです。サイズ、重量ともミニマルなのに、Realforceのような据え置き機と遜色ない打鍵感を味わうことができます。Blutoothで無線接続できるのもGood。

 

一方で、PCを使う場所は絶対に自宅!というように決まっている方はRealforceのほうがおすすめです。据え置き機ならではの安定感と、間違いなくキーボード界トップに君臨する打鍵感を得られます。

Wak個人としては、持ち歩き性を重視しHHKBを購入しました。在宅勤務・実家移動・出張・ノマドワークが増えてきたからですね。結果、いつでも最強のキーボードを使えてかなり満足しています。

この2つは、正直どちらが優れているというものでありません。(どちらも間違いなく常識の範囲を超えた高級品です)

場合による、とか、ここはいいけどここはダメ、という一長一短の部分があります。以降でかなり詳しく比較していきますので、あなたなりの譲れないポイントを見つけて判断の軸にしてみてください。

(どうしても!決められない!どっちもいい!分からない!という人には、HHKBをおすすめしておきます。持ち運び性とカスタム性が高く、使用頻度を増やせるからです)

 

HHKBとRealforceの違い

ここではHHKBとRealforceの違いについて具体的に見ていきます。

まずは高級キーボードに最も重要な「打鍵感」から見ていきましょう。

打鍵感

HHKBもRealforceもどちらも同じ静電容量無接点式を採用していますので、どちらも「スコスコ」「コトコト」という上質な打鍵感が特徴です。メカニカル式の「カチャカチャ」という遊びがない感じです。パンタグラフ式の「ペチペチ」、メンブレン式の「ブニュンブニュン」とも明らかに違いますね。

HHKBとRealforceを比べると、Realforceのほうが少し明確な打鍵感を味わえます。

Realforceは全体ががっしりした作りになっていて、金属板も入っているらしいです。
HHKBはプラスチックで構成されており、軽量なのが特徴です。

この作りの違いで、方式は同じでも打鍵感に差が出るのでしょう。

Realforceのほうが「コトコト」とソリッドで気持ちのいい音が響くのに対して、
HHKBは少し軽めでプラスチッキーな音がします。

どちらも最高の一品であることに間違いはなく、本当に僅かの差ではありますが、優劣をつけるとしたらRealforceのほうが打鍵感は好みです。

 

その他詳細

ここでは打鍵感以外の差をひとつずつ細かく見ていきます。

押下圧

押下圧はキーを押し込むときの重さのことですね。

これをHHKBとRealforceで一覧表にするとこんな感じです。

  HHKB Realforce
押下圧 45gのみ 30g
45g
55g
変荷重

押下圧はRealforceのほうがラインナップが多いです。

30gは手への負担を減らしたい人向け。
45gが一般的なグレード。
55gがタイプ圧強めの人や、大会でスプリント能力を求められるような人向け。

変荷重はこの3つを使い分けて配置している特殊な設定です。小指への負担を軽減するため、外側のキーほど押下圧を軽くしています。東プレこだわりの一品です。

個人的に実際に触ってみた感覚としては、30gは軽すぎる感じ。ただ軽いだけじゃなくて、カタカタと言う遊びがある感じでした。また55gはちょっと重たい感じです。何時間も打っていると疲れると感じました。

個人的には45gが一番気持ちいいと感じます。

45gと変荷重の違いは、正直語れません。タイミングによって評価が入れ替わってしまったためです。最近手の負担を感じるので、もし買うなら変荷重ですかね。

またHHKBの45gとRealforceの45gでは、わずかにHHKBのほうが軽い感じがします。

個人的にはRealforceの45gと変荷重が一番気持ちがいいです。次点でHHKB。

 

サイズ、重量

サイズと重量の観点から見るとやはりHHKBのほうが有利です。

  HHKB Realforce
(テンキーレス)
Realforce
(テンキーあり)
サイズ 294 x 110 x 40mm 369 x 142 x 30mm 455 x 142 x 30mm
重量 530g 1.1Kg 1.4Kg

HHKBはサイズも重量もミニマルな感じです。Wakはこんな感じで持ち歩いています。(100均の1.5L ペットボトル用ケース)

 

さすがにRealforceの1.1kgを毎日持ち歩くわけにはいきませんから、出張・ノマド・在宅勤務などで移動が多い人はHHKB一択だと思います。

 

カラーバリエーションに関しては、どちらも白と黒をラインナップしています。

  HHKB Realforce
本体色 白/墨 白/黒
刻印色 黒または
無刻印のみ
黒または
金(本体黒のみ)

どちらも本体色は自由に選べるのですが、刻印色は自由に選べません

本体色が白のときは黒の刻印です。
本体色が黒のときは少しややこしいです。

HHKBの場合は本体色が黒だと刻印も黒になります。正直、見づらいときがあります。
Realforceは本体色が黒だと刻印は黒または金しか選べません。しかもモデルによって固定されています。後述のAPC付きモデルだと刻印が黒、それ以外は金になるみたいです。

ちなみにRealforceの刻印色は黒(昇華印刷) / ゴールド(レーザー印刷)の2種類だそうです。

ここはRealforceの本体:黒に刻印:金が個人的に好きですね。無刻印で打てるほどつよつよタイパーではありません。

 

どちらも静音、非静音モデルを選ぶことができます。ただし、静音性はあまり優先しないほうがいいと思います。

  HHKB Realforce
静音 ・Professional HYBRID Type-S あり
非静音 ・Professional HYBRID
・Professional Classic
なし

Realforceは静音モデルかどうかをオプションで選ぶのに対し、HHKBではシリーズによって分かれています。

以降は個人の感想ですが、どちらの静音モデルも、静音性が劇的に変わるものではありません。ちょっと音がこもるようになって、目立たなくなったかな?という程度です。

問題は、静音モデルにすると打鍵感が変わることです。

Realforceの静音モデルは、キーの摩擦が増える感じです。押下圧も重く感じます。静音なしのほうが軽快な打ち心地です。

HHKBも静音モデル(Type-S)にすると打鍵感が変わります。非静音のものが僅かにカチャつくのに対し、静音モデル(Type-S)では「コトコト」という上質な打鍵感になります。

劇的な静音化が望めないのなら、打鍵感・気持ちよさを優先すべきです。おすすめはRealforce 45g 非静音モデルと、HHKB静音モデル(Type-S)です。

 

有線/無線

有線/無線を一覧にするとこんな感じです。

  HHKB Realforce
有線/無線 Professional HYBRID Type-S
・無線(Bluetooth)
・有線(USB)
どちらも可能
すべて有線のみ(USB)
  

Professional HYBRID Type-S
・無線(Bluetooth)
・有線(USB)
どちらも可能

Professional Classic
・有線(USB)
のみ

HHKBには基本的にType-Cのメスのポートが付いているので好きなケーブルで有線接続できます。また、Bluetoothによる無線接続にも対応しているのがGood。一部下位グレードでは有線接続しかなかったりしますので気をつけてください。

一方でRealforceには無線モデルはありません

この辺は技術の差というよりは製品の思想の違いでしょう。HHKBは持ち運びに特化、Realforceは据え置きして使い込む、という思想なんだと思います。

ちなみにHHKBの無線は遅延もなくていい感じです。個人的にBluetoothってマウスだと遅延が気になるんですが、キーボードだと全くわかりませんね。またHHKBは電池式ですが、100日たっても切れる気配がありません。電池持ちは十分です。

接続方式はHHKBのほうが好きです。

 

US配列/JIS配列

ここはどちらも差がありません。

  HHKB Realforce
配列 US配列
JIS配列
US配列
JIS配列

どちらも日本のメーカーなのでUS配列とJIS配列から選ぶことができます。ありがたい。

僕はJIS配列しか使えないマンなのでJIS配列を選びました。

 

テンキー、Fキー、矢印キーなど

HHKBには細かいキーがありません。

  HHKB Realforce
テンキー なし フルキーボードか
テンキーレスか選択可能
Fキー なし あり
矢印キー JIS配列のみあり あり

Realforceはテンキーあり/なしを選ぶことができます。
HHKBではテンキーなしのモデルしかありません。

また、HHKBではFキーやHOMEキー、Delキーなどの細かいキーはありません。US配列の場合、矢印キーもありません。
正確には、FnキーというHHKB独自のキーと組み合わせて同時打鍵するか、専用アプリでキー配列をカスタマイズする必要があります。

個人的にはHHKBにFキーだけつけたサイズが一番好きなので、ここは甲乙つけがたいですね。HHKBは少し不便感がありますし、Realforceは場所を取ります(テンキーレスでも)。

HHKBのカスタマイズで頑張って慣れているところです。

 

キーリマップ機能

HHKBにはキーマップをカスタマイズする機能があります。

  HHKB Realforce
キーリマップ機能 あり なし

HHKB専用のキーマップ変更ツール(ソフト)や、背面のスイッチを使ったりしてキーを自由に配置することができます。

キーが少なかったり、独特な部分はこれでカスタマイズすることができます。

 

APC機能

RealforceのみAPC機能のあり/なしを選ぶことができます。。

  HHKB Realforce
APC機能 ・なし ・あり
・なし

APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)とは、キーを何mm押したらONするかの調整機能です。浅くすることで素早い反応にできます。

これは正直体感していないのでレビューできません。が、
①現状、APC機能機能がなくても不便していない
②ネットの口コミを探しても「APC機能最高!」なレビューを見かけない
ことから、とりあえず不要と判断しています。

 

HHKBで据置き、Realforceで持運びはできないのか

では、家で使うならRealforce一択なのか?

HHKBでも全然ありだと思います。むしろMacBookと組み合わせてミニマルに使いたい、とか、無線がどうしても欲しい、という理由でHHKBを選ぶ人もいます。

逆にRealforceを根性で持ち歩くパターンもゼロではありません。どうしてもこの打鍵感じゃないとダメなんだ、という人はいるでしょう。職場と自宅に2台持つ、つよつよな選択肢もあります。(そして現実にいらっしゃいます)

要するに「あなたの譲れない軸」を見つけて、それに合致する方を選ぶのがいいですよ、ということです。

ちなみに、最悪後で紹介する下取り作戦をバックアッププランとして、とりあえず買ってみる、という手もあります。

まずは軸を決めて、とにかくトライしてみる、というのがいいんじゃないかと思います。

 

バックアッププラン

それでも迷って決められない…という方のためのバックアッププランもお伝えしておきます。

それは「HHKBやRealforceはリセールバリューが高いから、とにかくまず買ってみて、ダメなら売る」です。

どういうことかというと、HHKBやRealforceは「壊れなくて」「人気」のキーボードなので、中古でもほとんど値崩れせずに取引されています。なので、まずは買ってみて、しばらく使ってみて、やっぱりダメだ、となったらメルカリなんかで売ってしまえばいい、ということです。

もし合わなかったとしても、おそらく数千円程度の出費で済むと思います(事前リサーチはしてみてくださいね)。数千円で世界最高級のキーボードを体験できるなら安いもの。もし上手くハマれば向こう10年使える相棒が手に入るかもしれません。

 

おわりに

今回はHHKBとRealforceの比較をしてみました。

持運びとカスタム性に優れたHHKB、最高の打鍵感が味わえるRealforce。どちらも最高級のキーボードです。

僕は生活スタイルの移動の多さからHHKBを選びました。正直、打鍵感は妥協した形ですが、100点を98点にして、出番を増やした、というイメージです。HHKB購入から100日たちますが、一日たりとも触らなかった日はありません。完璧に100点の正解ではありませんが、自分にとってはベストの選択だったといえます。

判断の軸が多くて悩むことも多いでしょうが、ぜひあなたにとってのベストの選択が見つかれば幸いです。

(どうしても迷っている人はHHKBがおすすめですよ!)

 

それでは良いモデリングライフを!
Wak

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