CURAをアップデートしたらプリント設定が消えた話となんとかサルベージした話

デジタルモノづくり
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こんにちは、Make WakのWak (@wak198)です。

今回は防備メモ的な記事です。

僕は普段3Dプリンターのお供にスライサーソフト「CURA」を使用しているのですが、先日バージョン4.6から4.7にアップデートをしました。

その際にいくつか設定が消えたり、または消えそうになって困ったことがあったので、その内容をメモしておきます。

材料ごとのプリント設定が消えそうになった

うまくキャプチャを取れてなかったのですが、アップデートをする際に、古いバージョンのファイルを消すシーンがあります。

「新しいCURAをインストールするけど、古いCURAをアンイストールするか?」みたいな。

その中で、「材料ごとの設定を引き継ぐか?消すか?」みたいなことを聞かれます。

このときはハッと気づいて、「そんなん消されたら困る!」と設定を消さないようにチェックを入れました。

結果、この通り設定は生き残ったままでした。よかった、、、

もしCURAアップデートしたい方で、不用心にここのチェックを選択すると設定が消えてしまう可能性があるので気をつけてください。

プリンタ設定が消えた

ここでいうプリンタ設定とは、ここから開けるメニューのことですね。

印刷範囲とか、最初の原点復帰のGcodeとかを変更できるところです。

僕はプリントの前に、様々な仕込みをしています。

ベッドの温度を先に上げながら、ノズルをゆっくり原点復帰して、それから捨て打ちしてノズルの中にフィラメントを充填しておいて、、、みたいな。

かなりこだわって設定をしたのですが、ここの部分がこっそり消えてしまいました。。。

なんで??
①で設定を残すって設定したじゃない!

よく見ると、全てごっそり消えて初期化されている、と言うよりは、3ヶ月ほど前に試しにバックアップを取ったときの状態に戻っているようです(中途半端に自分が変更した形跡が痕跡がある)

いずれにしてもこの3ヶ月の設定が全て消えてしまいました。

慌ててサルベージを試みます。

まずはここ2週間で印刷したGcodeを開いてみます。

あった、最初の部分、ここですね、これが僕が設定したものです。

これをコピペすれば基本的に完了。

ですが、1カ所だけ違う部分があります。

それは何かと言うとこの温度の設定ですね。

ここだとS210、つまり210℃に昇温する、という固定値になってしまっていますが、もともとはプリント設定と連動するようにしていたハズ。。。

焦った焦った。。。

結局20分ほどのウェブサーフィンの結果、この変数を使えばいいと判明。

材料温度の変数:S{material_print_temperature}
ベッド温度の変数:S{material_bed_temperature}

この2つですね。
これを入れて完成。

動作テストしてみて、ちゃんとプリントすることができました。

よかったよかった。

とても困ったので、テキストでメモしてパソコンのローカルに保存しておきました。

まとめ

スライサーソフトって、パラメータが膨大にあるので、少しずつ調整していくとだんだん一家に1台の秘伝のタレのようになっていきます。

それがある日突然消えてしまうと、もうそれはもうパニックです。

CURAのバックアップ設定もそろそろ真剣に学ばないとまずいな、と思った今日この頃です。

皆さんも大事な大事なスライス設定が消えてしまわないように注意してみてください。
(バックアップの仕様がわかるサイトとかあれば教えて下さい)

それでは良いモデリングライフを!

Wak

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